仕事の価値観2~5S~

今回はサラリーマンの方はよく知っているワードについてです。タイトルに書いている「5S」です。知らない方の為にも念のために、5Sとは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の頭文字をとって表現しています。

 

工場勤務の方はよく目にする、よく耳にするワードですよね。あと、書籍やネットにもよく5Sや5Sの中の整理・整頓はビジネスマンの基本だとか、仕事ができる人はよく整理・整頓ができるといったような文章を見かけると思います。

 

確かに5Sが行き届いている職場というのは、まずもって見た目的に気持ちがいいです。工場の現場でも5Sを徹底しているところは清潔感があり、どこに何があるか非常にわかりやすく、効率的な作業ができそうな気がします。

 

さて、ここから個人的な意見ですが、僕は整理・整頓ができる人=仕事ができる人とは思いません。僕はサラリーマン人生の中で部署異動を重ねていろんな職場でいろんな人と出会い、別の会社に出向で趣いて、そこでもいろんな人と出会い、仕事ができる人を観察してきました。

 

僕の中の統計データ(数が多いわけではありませんが)では結果的に本当に仕事が早く、できる人の机の上というのは完璧に整理・整頓されている人はいませんでした。かといって滅茶苦茶に散らかっているという感じでもありませんでした。

 

反対に机の上や机の中が完璧に整理・整頓されている人はだらだら仕事をしてて生活残業をしている人の方が多いです。しかも重要な仕事をしておらず、大した結果は出せていませんでした。

 

なぜ仕事が出来る人の方が適度に散らかってしまうのかというと、勝手な推測ですが

 

・仕事に集中しており、散らかっていることが気にならない

・仕事に集中しており、人の目や人のことも気にならない

・適度に散らかっているが、自分の中ではどこに何があるか把握している

・あまりにも仕事が多すぎて片づける時間が惜しい、あるいは勿体ない

 

などではないかと思います。でも見えないところで

 

・物は散らかっているが、頭の中では仕事が整理できている

・物は散らかっているが、自分の中では書類の場所は把握している

・ただ、物が散らかっているだけ(見栄えの問題)でPCの中やサーバー内の資料は意外と整理できていて、フォルダやファイルなどは秒殺で探せる

 

だったりします。要は目的を最短距離で達成する為に、人目を気にせずバリバリ仕事をしているような気がします。

 

反対に5S大好き人間は集中力がなく、人のことが気になりすぎる神経質な人なのだと思います。程度にもよるかもしれませんが、人のデスクが気になるようでは仕事に集中できてないのかもしれません。

 

あとは、会社の仕組み的な話でいうと、何でもかんでも紙ベースで仕事を進めない方がよいと思います。プリントアウトすることが好きな方もいますが、基本的には電子ファイルで保管した方が自動的に5Sできるのではないでしょうか。

 

ただ、僕が5S反対派かと言うと、それは違います。現場などの集団で使用する設備や場所については5Sを推進した方がよいと思います。例えば、工具などの置き場を決めていた方が確実に効率的です。

 

尚、仕事ではありませんが、集団で行動する家の中についても共同スペースについては置き場所を決めておいた方がいいかもしれませんね。すると、みんなで片付けができるかもしれません。

 

さて、今回は5Sについて所見を述べさせて頂きました。ブログの初めの方にも書きましたが、僕の考えはマイノリティです。ただ、共感して頂ける方が少なからずいるはずです。そういった方が今後も一つでも多くの記事を楽しんで読んで頂けたら幸いです。