仕事の価値観1~酒~

だんだん寒くなってきて、年末に近づいてきました。社会人の皆さんはこの時期になると忘年会シーズンとなってきます。幹事の皆さんは大変でしょうね。忘年会での人数は少人数から大人数いろいろあると思いますし、内容によってはビンゴゲームなどを開催し、景品を準備するケースもあるかもしれません。

 

と、ここまで書くときっとお酒が好きなのだろうと思われるかもしれませんが、全く逆です。僕はお酒が嫌いです。アルコールが体質的に受け付けられないのです。ビールをコップ1杯飲むだけで、全身が真っ赤になり時間が経つと具合が悪くなってきます。また、集団も苦手です。ですので大人数の忘年会などは苦痛で仕方ないので、ある年より行かなくなりました。

 

おふくろが酒を全く飲めないので、きっと遺伝したのでしょうね。でも、こればかりは不可抗力なので仕方ないと今は思ってます。

 

過去に「男だったら酒は飲めないとダメだ」とか「酒を飲めないなんで人生の半分は損している」など言われたことがあり、結構傷ついていたものですが、最近は気にしなくなりましたし、むしろ酒が飲めない体質に感謝しています。

 

タイトルが価値観なのですが、人の価値観はそれぞれなのでこういう変わった人・考えの人もいるんだと寛大に見て頂ければ幸いです。

 

僕はお酒が飲める人に対して、否定は一切しません。酔っぱらって楽しくなるのも結構ですし、人とコミュニケーションをとる上で潤滑剤の役割を果たすかもしれませんし、食事の幅が広がるかもしれません。また、人によってはリラックス効果があるかもしれませんし、それはそれで大事なことだと思います。

 

ここで主張したいことが、「自分がそうだからと言って、みんながそうではない」ということです。これは酒のみならず基本的なことだと思います。例えば、「俺も最初はお酒が飲めなかった、でも飲んだら強くなったからお前も飲め」とか言われることがあります。

 

でも、それは体質的なことであり、僕みたいに全くアルコールを受け付けない体質の人もいるということを理解しなければいけないと思います。ですので強要はしてはいけないと思います。それは忘年会の参加なども同じだと思います。

 

正直、参加したい人が参加すればいいだけだと思ってます。周りの顔や上司の顔を伺って参加したり、本当は行きたくないのに参加したりすると、参加しているときに楽しくふるまおうと無理をしてしまう可能性があり、忘年会が終わったあとに虚無感に襲われたり、非常に疲れたりします。

 

そういった無理をして何が楽しいのでしょうか。僕は参加メンバーにもよりますが、楽しくないと思われる飲み会は一切、顔を出しません。ここまで言うと言いすぎかもしれませんが無理をする飲み会であれば僕の中ではお金も時間も勿体ないと思います。でもこれが僕の価値観です。

 

ちなみに顔を出さなくても仕事には何の影響もありません。昇進にも影響はありません。もし飲み会で変わるような会社はそれまでの会社・上司ということです。また、人間関係も影響はありません。仮にあったとしても、気にする必要は全くありません。飲み会の参加の有無でその人の人間性を判断しようとする人なんて、薄っぺらな人です。そして飲み会に出なくても業務の円滑さも大して変わりません。

 

最近はあまり言わないかもしれませんが、ひと昔前「飲みニケーション」なる言葉があったりしました。意味は違うと思いますが、酒を飲まないとコミュニケーションをとれない方がコミュニケーション能力的に問題だと思います。

 

もし、お酒が飲めないことで悩んでいる方がいらっしゃるとすれば何も悩む必要はありません。忘年会などの飲み会は参加しなければいいのです。嫌われることを恐れなくていいです。そういったあなたを尊敬してくれる人は必ずいますし、共感してくれる人も必ずいます。

 

お酒を飲む時間が浮いた分を、勉強したり読書をしたり趣味を楽しんだり家事を手伝ったり、家族とのコミュニケーションをとったりすればいいのです。

 

前述した内容に「酒が飲めない体質に感謝している」と書きましたが、僕の場合は性格的に歯止めが効かず調子に乗るタイプなので、酒がもし飲めたら必ず失敗や病気をするタイプだと自覚しています。あと、酔っぱらって思考停止する時間よりも本を読んだりブログを書く時間の方が大事だと今は思ってます。

 

ですので、お酒が飲めないことに10年以上は悩みましたが悩むことをもうやめました。

悩むことをやめて無理をしなくなったら気分的に非常に楽になりました。

 

もし、皆さんの中にも無理をしている方、全く飲み会を楽しめない方がいれば思い切って参加をやめてみてはいかがでしょうか。人生を自分で自由に選択すればきっと楽しくなります。